Impromptu Op. 29

この曲はもう10年以上前に初めて弾いた、大好きな曲だ。 ジストニアになって、確か3,4年目の頃、当時のリハビリの先生に言った。 「この曲、以前は弾けたんですが、今は最初のフレーズから手が動かないんです・・・」 そして、ああしてこうして、と何とか弾くコツを教わった気はするが、よく憶えていない、 結局その時は弾けなかった・・・ 苦い思い出も重なる。 今またあらためて挑戦しているが、やは…

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Polonaise-Fantaisie Op.61

「 ショパン -花束の中に隠された大砲- 」という本を読み終えた。 ショパンを弾く人には必ず読んでほしい一冊だ。 中でも印象深かった文章は 「幻想」とは内面の精神世界で、現実ではないことを様々に思い描くことです。 ロマン派の音楽家たちは、こうした幻想や夢という、目には見えない精神の作用を表現しようとしたのです。ショパンの人生における幻想というのは、自分を含む多くの亡命者達が胸を…

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Nocturne Op.72-1 (2)

ようやくお気に入りの演奏が見つかった! ヴラジーミル・ド・パフマン (1848-1933) ウクライナ出身のピアニスト 録音も良くぞ残ってくれていたし、良くぞ見つけ出してくれたと驚嘆するばかり・・・ とても興味深いので、後日あらためて彼について調べてみたい。 Vladimir de Pachmann  Chopin Nocturne in E minor Op 72 No …

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Nocturne Op.72-1

ショパン17歳の砌の作品・・・遺作なので番号だけで判断すると最晩年かと見紛う。  今回手がけるまでずっと「晩年の枯淡な味わいのある曲」とい思っていたけれど・・・ それは大きな勘違いであった ^^; 感情をはっきり謳い上げない(抑制のかかった)旋律は、とても17歳とは信じ難く ショパンの作品全般に通じるポーランド語の Zal という、漠とした心の疼き・痛みが 鮮明に感じられる作品だ。 …

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