Inventions & Sinfonias

これまでに何度か言及しているニコラエヴァ
つい最近、彼女の弾く イベンションとシンフォニア を発見した
平均律はロシア製のCDを購入して聴いていたのが、インベンションとシンフォニアは初めて!
どこかリヒテルを思わせる、強く透明で、孤独で媚びない音楽 

数日前から久しぶりに、3声のシンフォニアを弾き始めて、思い出した感覚がある
「旗上げ」だ 
こっちの指上げて、あっちの指下げて、そこは3本キープしてから、真ん中だけ上げて
みたいな、体操に近いものがある
指は片手でさえ5本あるので、旗上げよりさらに難しい
それを其々違う音色で、音楽的に弾いて~というのは、かな~り難易度が高い
それが出来るようになるためのシンフォニアなのは、承知だけども・・・^^;

自然な一つの声・一つのフレーズが集約して、共同体として命を持つには
演奏者の指と耳と、体と心の修練が、きっと必要なんだな

彼女の演奏は、雄弁でも流麗でもない
そんな音楽が、心に染み渡る
けちくさい了見や自我を捨てて純粋に、この調べに自分を委ねてみよう


Tatiana Nikolayeva (1977)
Complete Inventions & Sinfonias