共感

昨日は先月に入会したサークルの練習会があった。
上手な方がやはり多く、バラード4番、ソナタ3番の1楽章、「革命」などを聴いた。
言うまでもなく素晴らしいが、やはりショパンの演奏は難しいな、とあらためて認識もした。
他の作曲家であれば、難しい曲ほど音の羅列だけで感心して聴けるところが、ショパンの作品の場合、それだけでは物足りない。一般的には、音が少なくペダルの薄い作品ほど、音の中身が問われるが、ショパンの場合はどの音にも、特有の美意識が貫かれていると思う。

私は最近新しいレパートリーがないので、以前から弾いていた(リハビリ中でも何とか弾くことが可能だった)バッハのアルマンド、ショパンのノクターン8番、16番、そして現在取組んでいる難題、ノクターン13番の冒頭だけ弾いてみた。帰り際にメンバーのお一人から 

「ショパンがお好きなんですか?」と聞かれた。

そう思われるのも当然だろうなぁ・・・と思いながら、考えていた。
どうしてショパンが好きだと思われたのだろう
実際どうしてショパンが好きなのだろう・・・?
すぐに答えが出そうなものだけれど、その答えには、私という人間の性質や歴史
思索、嗜好、憧れなど、色々な要素が混ざり合っている。

あえて一言でいえば、ショパンの情熱と儚さの深部に対する「共感」だろうか。
スラヴ的な哀愁、パリの気品や香り、洗練、祖国や民族への郷愁、繊細さと大胆さ、
古典と革新、理性と叙情、詩、孤独、愛・・・・思いつくだけでも、首肯くことばかりだ。


ちょうどタイミング良く、時々拝読している某先生のブログで紹介されていた動画
その内容が素晴らしかったので、忘れないように挙げておきたい。

海老彰子さん ショパン協会によるインタビュー



近年の演奏
インタビューの終わりにあるように、彼女はコンクールの後、再び
ショパンをさすらう旅に出たのだろう




色々な作曲家を弾いたほうが良いかな、と思う事もあるが、やはり好きなのが一番
人生も短い
いつか 子供達がどこかでふと、ショパンの曲を耳にした時
 
・・・ お母さんは よくショパンを弾いていたな ・・・

そう思い出してくれたら、本望に思う


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