Han Chen

シャコンヌ・・・素晴らしかった! 美しく強く、思慮深い響きだった。
さすらい人は、私は詳しくないが、こちらもすごく良かったと思う。
この手の曲はヴィルトーゾであっても、「聴かせる」のが結構難しいと思われるが、深く美しい音色が続いて、どんなにバスがフォルテを打っても、決して音が割れずに立ち昇ってくる。

音が割れないことと脱力が関係あるのは、誰にも分かりやすいと思うが、大きい音を出すには上腕三頭筋を使うらしい。一方で力みを生じさせているのは上腕二頭筋なので、その違いを明確にすることが大事だ。また大きいだけの音と深みのある音の出し方も異なるので、それは色々な曲を弾いて模索するしかないと思う。ピアノの道は果てしない(汗)

彼の打鍵と音色は全く理想的だと思うが、ここに多様なキャラクターの音色が取り入れられたら、それは圧倒的な演奏になるだろう。それには歳月や経験が必要なのかもしれない。

つまり 故郷を出て、違う世界を歩いて、違う畑を耕して、新しい収穫を得るのだ。
誰にでも出来ることではないが、Han Chen の演奏を聴いて

・・・ 彼なら、ここからさらに 飛翔しそうだ ・・・ そう感じた。


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