Georgy Tchaidze

今回のVan Cliburnコンクールで一番惹かれる音色を持つ Georgy Tchaidze
優美でうっとりしてしまう・・・ 彼がアルペジオを奏でると、
まるでハープを弾いてるのかと錯覚してしまう それがここぞという時は
閃光を放つような連打だったり、豊かな決して濁らない和音を掻き鳴らす
彼はしなやかで強靭な手首をもっている。

プロフィールを読むとサンクトペテルブルクの生まれとのことだが、
姓から判断するとグルジアの家系だろうか
かつて卒業旅行で初めてソ連を訪れたとき、グルジアの首都トビリシに立ち寄った。
グルジアはワインとある映画で知った画家のことしか知らなかった。
画家の名前は ニコ・ピロスマニ 
彼もまたゴッホのようにほぼ独学で描き、貧困と失意の中で亡くなった。

横道に逸れてしまったが、彼の美しい音色はどんな「展覧会の絵」を奏でるのだろう?
直前に Yutong Sun の素晴らしい演奏を聴いたのだが
Georgy Tchaidzeは、上品で知性的で、芳香の漂うパリで展覧会が催されているような印象だ。
欠点を探すとしたら・・・ これは欠点では決してないが
ロシアの重量臭がしないことだろうか(笑)

音が羽衣を纏っている・・・軽く気品に満ちて どこまでもきれいだ。

この記事へのコメント

  • PIO

    おはようございます。
    チャイゼ君の「展覧会の絵」、私も同じように思いました。
    とっても洗練された演奏だなあ、泥臭さがないなあ、と。
    「上品で知性的で、芳香の漂うパリで展覧会が催されているような印象」とは、素敵な表現ですね~。

    今、LIVEでTony Yike Yang君の「展覧会の絵」後半を聴きましたが……
    うーん、ちょっと一本調子だったかなあ。耳に痛い感じの音も。

    Yutong Sunの黒魔術チックな「展覧会の絵」はインパクト大でしたね。
    華奢な身体でこういう重厚壮大な曲を演奏するって大変なのでは…と思っていましたが、なんのなんの、かえってその体つきが武器になったといいますか。凄みがありました。

    こうした聴き比べができるのも、コンクールの醍醐味かもしれません。
    2017年06月04日 06:52
  • makiko

    PIOさん おはようございます!
    >今、LIVEでTony Yike Yang君の「展覧会の絵」後半を聴きました……
    >うーん、ちょっと一本調子だったかなあ。耳に痛い感じの音も。
    私はまだ聴いてないのですが、じっくり聴いてみますね。今回「展覧会の絵」を弾く人が多いので、本当に大曲なのだわ・・・という感をあらたにしています。

    >Yutong Sunの黒魔術チックな「展覧会の絵」はインパクト大でしたね。
    >華奢な身体でこういう重厚壮大な曲を演奏するって大変なのでは…と思っていましたが、なんのなんの、かえってその体つきが武器になったといいますか。凄みがありました。

    黒魔術・・・(笑)ホント、ちょっと抗えないものがあって、引き込まれてしまいます。それとスポーツ選手でも、小ぶりで柔軟性を持っている人のほうが身体能力が高いこともよくあるし、メリハリが効いていいのかな。Yutongさんの演奏、天晴れでした!
    2017年06月04日 10:08