Inventions & Sinfonias

これまでに何度か言及しているニコラエヴァ つい最近、彼女の弾く イベンションとシンフォニア を発見した 平均律はロシア製のCDを購入して聴いていたのが、インベンションとシンフォニアは初めて! どこかリヒテルを思わせる、強く透明で、孤独で媚びない音楽  数日前から久しぶりに、3声のシンフォニアを弾き始めて、思い出した感覚がある 「旗上げ」だ  こっちの指上げて、あっちの指下げて、そ…

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透明

悩み事があって、もう長いこと考えてきた その各ステージで、こうしたらいいのかな・・・と思う事もあったけれど たいてい実践できないまま、時間だけが過ぎた もうどん底かな・・・と思うことが最近あった すると不思議と、負の感情が消えていって  物事が透明に見え始めた 坂口安吾の堕落論や三島由紀夫の金閣寺と同じで どん底まで落ちきったら、あとは浮上する 生きている限り 人は限界…

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Gyorgy Sebok(Masterclass)

先に紹介した Gyorgy Sebok のマスタークラス ショパンのソナタ2番3、4楽章のレッスンがあった。生徒の方も悪くないのだが・・・ 先生の演奏との差は歴然としている。こうして彼のレッスンを見聞きすると、 この曲の難しさ、いやもっと根源的な音楽の奥深さに、あらためて目を見張る。 素晴らしい内容だ。 彼の音楽 思考 人柄は、 温かく自由で 示唆に富んでいて 人懐こい  音…

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それぞれの音

ピアノの演奏は複雑だし、技術と音楽を追うだけで手一杯なのは事実だ。 それでも、作曲家にさらに寄り添うならば、どうしても押さえておきたいのが「音色」だ。 明らかにそれぞれの作曲家には、固有の音色=イメージがある。 最も音楽的許容範囲が広いとされるバッハでさえ、求められる音があるのは事実だ。 演奏に際しては、技術と音楽が融合されるその「沸点」みたいな部分で 音色はもっと尊重され、寄与すべき…

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Gyorgy Sebok 

明日は終戦の日  戦争を語り継ぐ特別番組や中継は、歳をとるごとに切なく辛く感じる 実際に戦争を体験した人々は、どんな思いでこの日を迎えるのだろう・・・ 偶然にとあるバッハの曲から、今まで知らなかったピアニストの映像を目にした 戦争について語っている番組の断片のようだ 年老いたピアニストには、艱難を乗り超えてきた人だけが持つ 穏やかな佇まい 清らかな瞳  調べてみるとハンガリ…

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戦利品

旅先では、その土地の民芸品を買うのが楽しみの一つで、 私にとってはそれが最大の目的になっていたりもする。 これまで出かけた中で素敵なお土産に溢れていた町は、金箔で有名な金沢だった。 今回は途中で寄った飛騨高山の古美術商店で見つけた菓子鉢のようなものに一目惚れした。 天皇家のご紋のような菊と唐草模様 飴色の春慶塗りが、拙宅のチェリーやマホガニー材の家具とよく似合う 蓋を開けると、い…

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